「ね、ねぇ冬獅郎・・・」



「ん」



「ちょっとそれ以上は・・・・」



「ぁ、ああ、ごめん;」



「ぃ、いや、いいんだけど・・・//」








するりと私の服の中に忍び込んできた冬獅郎の手、

私が恥ずかしそうに言うと、冬獅郎は慌てて手を抜いた。


そして二人は気まずそうに床に腰を下ろす



































The next step.



































「「・・・・・・・・」」




二人の間に、沈黙が流れた







「・・・・あのさ、冬獅郎」


「ぉ、おう」





私は冬獅郎から少し離れて、沈黙を破る






「私、明日からまた冬獅郎の隣にいていいかな」


「ぇ・・・」


「だって、私の周りには冬獅郎も、桃ちゃんもいてくれるから」






怖いものなんてないよ、

と私がいうと冬獅郎は少し考えてから「そうだな」と短く返した






「それにさ、一人よりも人数多い方が犯人を見つけやすいと思うの」


「あぁ、そうだろうな」


「もしかしたら、どっかにヒントがあるかもしれない」


「ヒント・・・?」


「うん、今までの会話とかにあるかもしれないし、わからないけど・・・」


「会話・・・なぁ」








冬獅郎は顎に手を置き、眉間に皺を寄せた








「まぁ、すぐには無理だろうから、そんな考え込まないで」


「それもそうだな・・・」


「じゃあ、私今日はもう帰るね、そろそろ夕飯だし」





そう言って立ち上がると、冬獅郎は慌てて私を引き留めた





「なあ、阿散井先輩は、どうすんだよ・・・お前付き合ってんだろ」


「・・・・ちゃんと話すよ、全部」


「そうか・・・・、家まで送る」


「ありがと」





冬獅郎も立ち上がり、私達は部屋を出た



























**************
































家を出るともう空は暗く、街灯が点いていた






、明日迎えに行くから準備しとけよ」


「うん。緊張して起きれなかったりして」


「起きてなかったら部屋まで起こしに行ってやるよ」






そんな話をしながら歩いていると、すぐ家に着く

私は家の門を開けると冬獅郎の方に振り向いた











「また明日、冬獅郎」



「おう、また明日」










ガシャン、と音を立てて門を閉める

私は冬獅郎に背を向けて家のドアを開いた























---END---

話を進められてよかった〜(←ちょっとネタ詰まりしてた)